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〜磯部温泉・紅葉散歩の巻!〜

病気退職以来、初めての旅行! 
11月の連休、紅葉はもう終わっているかな…と思いつつ、昔のサークル仲間5人とお子さま3人で
群馬県安中市まで行ってきました。気分はほとんど「同窓会」(^^)。
久しぶりの再会、久しぶりの旅行。私にとっては何もかもがうれしく。
('03年11月、1泊2日)



●序章
2003年。この年の夏、みなさんいろいろあってお疲れモード。
とある人の「温泉でゆっくりしたい」という一言から、今回の旅が実現。
みんなの住んでいるところから集まりやすいかな? ってことで
高崎から電車で20分の磯部温泉を選ぶ。大きな旅館・かんぽの宿など、軒数は結構あるみたい。

今回の旅は「再会すること」だけが一応の目的。「温泉があって」「みんなでおしゃべりできれば」いいやってモード。
磯部温泉にはとても大きなビル旅館がいっぱいあったのだけど、
(私が個人的に)こじんまりした和風宿に泊まりたかったのであえて「湯元 長寿館」に決めちゃった。
ネットで調べて「8人分空いていたから」というだけで選び、10月前にネットで予約。

で、下調べしてなくて前日になってガイドブックをパラパラ立ち読み。
磯部温泉の記述はあったりなかったり。あっても大手旅館しか載ってなかったので、どんな宿なのか少しドキドキしつつ…。


●しんげん「のんびり」しすぎ(^^;)
さて当日の朝。
いや、別にのんびりしていたわけではない。ちゃんと目覚ましより先に目を覚ました。
逆に朝早く起きなきゃ、と張り切りすぎで前夜よく眠れなかった。
それに病気してから乗り物に弱くなっていた。それやこれやでちょっと体調を崩し
途中下車せざるを得なくなり、みんなと合流できる電車に乗り遅れること、4分。
「ゆっくり電車」で行くことになっていたから、速い電車で追いつこうとしたけど待ち合わせに失敗、
1時間に1本しかない(!、上りは結構ある)信越線下り電車に一緒に乗れなかった…(;_;)。
ロクに調べずに電車に乗ったりするから、駅で長々電車を待ったりする…のは私の一人旅によくあるパターン…
とはいえ、団体旅行でそれをしてしまったのは、メンバーの皆さまをお騒がせし申し訳なく。
何より道中みんなで楽しむはずがひとりで車窓の紅葉を眺める寂しさよ(苦笑)。

(旅ってその人の生き方がそのまま出るような気が、最近する。私の旅はいつも 遠回り無駄だらけ^^; 。
 その無駄に自分を知るための大切な意味があったりするのだけど)

結局私だけ1時間遅れて磯部駅着。ごめんなさぁ〜い! と言いつつ、再会を喜ぶ。
え、6年ぶりに会う方もいるけど、みんなちっとも変わってな〜い。
変わったと言えばお子さまが随分大きくなってること、くらいか。
お子さまは小1のTくん&5歳のYちゃんの兄妹、同い年のFくんの3人。大きくなったなぁ。


●磯部温泉街
西にゴツゴツと雄々しいシルエットの妙義山が見える街。
先に着いた7名様で、駅付近をぐるっと歩いてみたんだって。
「人っ子ひとりいなくて、私たちだけだったんだよね〜」といった感じだって。
じゃあみんな揃ってお昼を食べよう、と午後12時半、駅前の食堂の戸をガラッと開けたら…。
見に行った人によるとギュウギュウの満員でビックリしたって。まちなかに人がいないと思ったら…(笑)。
8名様はあいにく断られる。
幸いその少し先に中華食堂が。そこに入り、サンマー麺やらタン麺やらを食す。
昔ながらの店構え。懐かしさ溢れるタイムスリップ感を堪能。
私はこういうの、キライじゃない。むしろ「どこに行っても雰囲気が同じ」街に行くよりは好きだと言えよう。
磯部温泉ひとくちメモ(1)
●大きな街(高崎)から近いせいか、宿以外の飲食店は少なめかも。
駅前の通り左手に食堂、少し先の右手に私たちの入った中華食堂、郵便局で左折して左手だったかに「横浜ラーメン」のお店があったかな。
●大きなお店は車で5分くらい。
観光名所に行くにしても車必須。駅前にタクシー乗り場あり



●群馬県立自然史博物館
さて、どこに行く? なぁんにも決めずに来たからね。
男の子たちが「恐竜が見たい!」ということだったので、磯辺駅から車5分の上記に行くことに。
タクシーが先導、車で来た人の車と2台分乗で到着。博物館手前の坂道の「紅葉並木」が見頃できれいでした。
磯部温泉ひとくちメモ(2) 〜自然史博物館〜
●割と新しい施設。外にちょっとした公園、長い滑り台・遊具・芝の土手が子どもを魅了(笑)。
●博物館は一般700円(2003年11月現在)
●常設展は恐竜の骨・実物大ティラノサウルスなどの展示のみならず、地球・人間の発達から群馬の自然(動物・昆虫・植物・微生物…)まで、実に充実。シアターで「尾瀬の自然」(放映20分)もあり。全部歩いて回ると結構時間かかります。ところどころに設置してあるタッチパネル式のクイズが子どもに人気。
●特別展もあり。今回行ったときには「毒と薬」展。



●さぁ、宿へ
「こじんまりした宿」、訂正。
歓待してくれた「湯元 長寿館」は大きなビルではなかったものの、
増改築を繰り返したか、部屋にたどり着くまで何回も階段を上り下りした。
多分子ども連れということで、少々騒いでも大丈夫な奥まった部屋に案内されたんだろうと思う。
食事部屋へ行くのに、1,2回迷子になりました(^^;)。
泊まる人は要、非常口チェック。

宿の人は部屋に案内してくれる長い道のりの間、この辺りの観光名所を話してくれた。
磯部温泉ひとくちメモ(3) 〜磯部駅から車で行く観光スポット〜
宿の人・地元のタクシーの人が薦めてくれた、おもな場所
●群馬サファリパーク(車30分):宿・博物館の公園のレストハウス?などで20%割引券入手可
●碓氷峠鉄道文化むら(車15分、磯部駅3駅先から徒歩可?)
●妙義山(車20分): 日本三大奇勝の一つ。でも子ども連れは危ないってさ
●アンデルセン牧場(磯部駅となり松井田駅から車5分):10時〜17時



●温泉だ! 食事だ!
18時の食事時間まで間があったので、お風呂へ。浴衣・どてら・タオル・バスタオル・備えつけ。
24時間入浴可(でも朝は9時半まで。心の中でちょっとツッコミ ^^; )。
この辺りの温泉は「胃腸病」と「美肌」に効くんだって。ほぼ貸し切り状態になったお風呂でゆったり。

そして、泊まり部屋ごとにふすまでしきられた食事部屋へ。広くてゆったり。
シーズン(いつだ?)には宴会場になるようで舞台が。
磯部温泉ひとくちメモ(4) 〜湯元 長寿館の夕食メニュー〜
●つきだし(?)の盆:クラゲの酢の物、イカの塩辛?、玉子の黄色と白の甘いの…何だっけ、柚餡の小さなふ饅頭
●さしみコンニャク with 酢味噌 ●焼き海老大きいの1尾 ●馬刺三切れにショウガと菊の花弁
●蒸しもの(しんじょ?:サトイモとレンコンと海老が入ってて薄味の出汁がけ)
●鍋:鶏肉、細いうどん、白菜、ネギなど。
子どもの食事を「大人と同じ」で頼むとピリ辛出汁で出るので、そこは宿にちょっとご一考いただきたかったところかな。子ども用の食事を頼むと、よく見なかったんだけどお子さまランチのような感じになります。
●キノコのお吸い物 ●ご飯
…確かこんな感じ。メモしたワケじゃないから、書き忘れもあるかもしれないけど。
1品1品が品良く小さく持ってあるので「これなら全部食べられそう(^^)」と思えるくらいの量…
でも、食べているうちにお腹一杯。
旅館の食事って「こんなに食べられるわけないじゃん!」って思うくらい
これまでか、と出すところもあるけど、そういう圧迫感はなく。
グルメではない私は、このほどほど感に好感。

早く食事の終わったお子さま3人が…今日初めての顔合わせなのだけど…舞台でさまざまな芸を見せてくれた。
3人のうち二人の兄妹は両親とも同じサークルでよ〜く知ってるから、
「あの芸風はママ似だよね〜」「でもあの間合いはパパっぽいよね〜(笑)」…などと言ってる先から
パパのマネを舞台でする、おにいちゃん。おとな大ウケ(´)。
子どもはますます興に乗って、「ゲッツ!」やら「サルのマネ」やら「組体操」やら延々と(^^)。

ここで勢いがついたかお子さまたち、部屋に戻ってからもトランプの「スピード大会」「ババヌキ」、
「ハンカチならぬ小ヌイグルミ落とし」(大人の方が姑息なテクニックに熱中 ^^; )、
「ヘビゲーム」(水道管ゲームみたいなの)、布団かくれんぼ…などなど、修学旅行のよう(笑)。
お腹の皮がよじれるような楽しいひとときを過ごしました。

一部屋定員5名」だったので二部屋予約。
お子さまたちを寝かしつけたあと夜9時頃から、もう一部屋で「大人の時間」。
会えても時間とってゆっくり話したりするのがなかなか難しい世代。
学生時代の合宿以来のたっぷりの時間、積もる話で夜が更けていったのでした…。
相談にも乗ってくださってありがとうございました。<m(_ _)m>


●2日目・朝食をサボる
前夜、割と早めに就寝となったのだけど、しんげんは寝つけなかった。
エアコンの音や、下手すると自分の深呼吸で目が覚めたり。
多分、普段あまり飲まない日本茶を飲み過ぎてカフェインが効いたな?
こんな睡眠時間じゃ、普段だったら1日中具合悪いよ…みたいな感じ。
あっという間に朝が来たけど、朝食をすっ飛ばして寝させてもらうことにした。
そしたら先輩が朝食をおにぎりにして、名物の「飲料用温泉使用の出汁をかけた豆腐と一緒に
部屋に持ってきてくださった。宿の人も(ただの寝過ごしだったんだけど)
わざわざ風邪の薬を持ってきてくれた。ありがとう(;_;)←感涙。
二度寝により充電完了、おにぎりで元気になり10:00チェックアウト。

普通、会社や知らぬ人同士の集まりだと、計画を立てた人(今回はつまり私)が幹事、
ということで最初から最後まで気を張って責任持って引き受けなきゃならないんだけど…
苦手な清算をMちゃんが済ませていてくれた! ありがとう(;_;)その2。
他にも、リードをとってくれる人、細かい気配りをしてくれる人、
みんな「幹事にまかせっきり」にせずにいろいろ気遣ってくださったので、逆に私がまかせっきり、
すっかり甘えてしまいました。こんなに楽させてもらった「幹事」は初めて、みんな大人だなぁ…。


●2日目・ぶらり散策
出発!
日本晴れの前日と違って、この日はどんより薄曇り。外でじっとしていると冷える。
みんな翌日があるから少し早めに帰ることにし、じゃあ午前中は散策ということで、と。
磯部温泉ひとくちメモ(3)〜長寿館から徒歩で行く観光スポット〜
碓氷川:徒歩3分。夏は鮎取りができるのね。
磯部公園(詩碑公園):徒歩5分。文豪の歌碑、句碑。それを目的に行く感じではないけど、ちょっとした散策には(紅葉の季節だったこともあって)ホッとよい感じ。
海雲寺:徒歩10分?  招き猫のお寺。びっくりするくらい大きなモクレンの木やきれいな紅葉に「ちょっと鎌倉気分だよね〜(笑)」。でも一人で来ると人気(ひとけ)がなくてちょっと怖いかも。招き猫売ってた。
緑の動物公園:道に案内が出てはいたんだけど、もう「やってない」そう。植木を動物の形に刈り込んで展示してあったらしい。海雲寺からの帰り道に、それらしき物が見えた。
磯部温泉薬師:徒歩1分(行かなかった)
恵みの湯(温泉施設):歩けるかもしれないけど結構距離あるかな? 砂塩風呂(2,500円)で有名、胃腸にも効くそうだし体力あったら行きたかったかも
上の赤字の所に行ってきました。結構歩いたかも。
というのが、ネットや宿の前で見た簡略地図と実際がかなり違ってたから迷っちゃって(^^;)。
道々小さな案内表示も出てはいるのだけど、ちょっとその矢印がどちらを向いているのか
わかりにくいところもあって、遠回りして人に道を聞き聞きお寺まで「遠足」気分(^^)。

お子さまがね、退屈しないかな? ってちょっと心配だったんだけど、なんのなんの。
子どもは公園に落ちている松ぼっくりでも、バラの実がなっているのや、池の鯉やら
イチョウの落ち葉、道に積もった枯れ葉、大人とおしゃべり、かけっこしながら…
なんでも楽しいのね。お話を聞いてくれる大人の側で安心できる状況なら、
なんでも遊びにできるのね。遊びの天才。

海雲寺ではね、みんなでおみくじを引きました。「半吉」という聞いたことないものも出た(^^;)。
ここで私が引いたのが「大吉」。大吉かどうかより、そこに書いてあった文章がうれしかった。こんな感じ。
・このおみくじを引いた人は、何事も進みが遅いことはあるけど、あとあと大いに幸せになれる(だから焦るな)
・喜び事が来るのも、遅いけど十分なものであろう ・望みごとも叶う(少し遅い)
・病人も長引きはするけどちゃんと治るであろう ・待ち人は遅い
・引っ越し・新築・むこどり(^^;)よし   ・旅立ちは春か夏遅く。どれもよし。
・「雲のかけはしのような出世の手がかりができるべし」仕事運もいいってこと?
・「
しよくはかみ、たけ、土に縁あることよし、子宝すくなし大切にすべし」
 前半だけどうしても意味がわからなかったんだけど、「職は紙、竹、土に…」ということらしい。
 →この8か月後、8年ぶりに就職! しかも「紙に縁のある仕事」。当たった。
「急がずに身にかないたるつとめせよ 細くながきは世のをしえなり」
 焦らずに身の丈にあった仕事をせよ、ってことよね。背伸びした仕事で身体を壊したので、
 身に染みるひとこと。
私の「遠回り人生(笑)」にドンピシャな励ましの言葉が書いてあったわけなのですよ。
今のままでいいから、焦らずにいい仕事しろよ! って励ましてもらえた感じ。
同行のみなさまにも励ましてもらえて、しんげんはとてもうれしかったのであります。


●お食事どころ
そうこうするうち正午過ぎに。前日の立ち読み(^^;)で情報を仕入れた、磯部茶屋ってお店に行くことに。
…これは完全に車で行った方がいい距離、かな。車だと駅前から5分くらい。

お店に行くまでは車1台でピストン輸送。最初に私とお子さま3人が到着。
残りの大人が来るまでお話ししてました。散歩の時、一緒に歩いてお話ししてたFくん、
私のかぶってた帽子(キャスケット)をかぶせてあげて「似合うよ」って言ってたら
「ママに言って東京で買ってもらう。サンタさんにお願いしようかな(^^)」って気に入った模様。かわいい!
食事の時「隣りに座る!」って立候補してくれてありがとうね(笑)。

名物「お切り込みうどん」880円也。「ほうとう」や「すいとん」を思わせるような、幅広モチモチの麺、
素朴な味噌仕立ての鉄鍋に根菜類がたっぷり。群馬名物らしい。
外を散歩したあとのアツアツうどんは、おいしかったです。

団体客用の広い座敷に通されたんだけど、ほぼ貸し切り状態。ラッキー。
今年の関東地方は、夏が9月に来て紅葉も遅め? だから、私たちはたまたま遅い紅葉を満喫できたんだけど
本来11月下旬っていうのはこの辺りはオフシーズンなのかも?
紅葉はキレイだわ、混雑はしてないわでラッキーづくしだったのでした。
団体向けの宿・飲食店があることから、この温泉街は宴会シーズンに賑わうのだろうか…??


●お別れ
思いつきだけで決行した今回の旅行も、あっという間におしまい。
車で来た人、電車で来た人、駅でお別れに。せっかく仲良くなれた…
(というかテンションがそろってきた? 互いの芸風がマスターできた? ^^ )芸達者なお子さま3人も、
お別れになり、ちょっと寂しそう。
再会の旅、秋合宿はこれにて終了、でもまたちょくちょく機会を作ろうね、って私は思った。
私は楽しかったけど、他の…旅慣れたメンバーにはちょっと物足りなさも残ったかな? どうだろ?
いわゆる都会的なオシャレな旅とはかなり毛色が違ったから…。

昔からよく知っている人たちとの旅行って、気心が知れているだけに楽しかったです。
今回、私は宿取りはひきうけたものの、体力的な限界が早いこともあって、
本編でメンバーのみなさまの足を引っ張ったかも。4人目の子ども、だな。ゴメンナサイ。
でも、おかげさまでとても楽しかったよ。
私にとっては「復活宣言!」、自律神経失調から立ち上がるキッカケになりそうな旅、でもありました。


さすが大人の集まりっていうか、みんなでバランスよく役割分担、楽させてもらってしまいました。
でもこれが「まったく全部人任せ、ただ連れて行ってもらうだけ」って旅では
(忙しかったころそうなっちゃったことがあるんだけど)私はきっとつまらなかったと思う。
逆に「まったく全部私任せ」的な旅もしたことあるけど、そうなってもつらかったしね(^^;)。
企画係させてくれて、ありがとうね。みなさんと再会できたことにも感謝しつつ…

おしまい!




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