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ミュージシャン宝箱!
世界的に活躍している人から、街頭ミュージシャン、アマチュア楽団まで。
あんまり音楽を聴かないヒトが、その時々で「いいなぁ」と思った
音楽家についての、個人的メモページ

※音源・歌詞などのデータは、著作権法の関連で一切掲載していません。
※以下に、ひとくち解説あり。ジャンル・楽器別、五十音順。情報が古いですが、ご了承ください。



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●歌もの(当ページ)
 国内 奥田民生  おしゃれテレビ  さねよしいさ子  たま  
     真心ブラザーズ  矢野顕子  ラグ・フェア  ラブ・サイケデリコ
 海外 
QUINTETTO X  ジプシー・キングス  セルジオ・メンデス  ビートルズ
     
ポビー・マクファーレン レディスミス・ブラック・マンバーゾ  

●楽器もの(別ページ、ここをクリック)
 ギター Gontiti
 鍵盤もの 
アンドレ・プレビン  山下洋輔  Solive 
 ベース 
兄蔵  アンソニー・ジャクソン
 パーカッション 
うんざり  ネクサス  和田光世 
 吹奏楽 …
葛飾吹奏楽団 
 その他 …
ロス・ネリモス  

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歌もの

国内

奥田民生(おくだ・たみお) …バンド「UNICORN」を経て、現在ソロ及びパフィープロデュース活動などを展開中。なんといっても「歌ぢから」がズバ抜けた人。歌詞のストーリーよりも「音に乗る日本語」重視の作り。だから音楽的に流れる気持ちのいい歌詞になっている。本当に「音楽」家だなぁと思う。2000年には「ひとり股旅」と称してギター1本の弾き語りライブ! 武道館のステージをたった一人の歌でこなすという偉業を達成。それができるだけの力のある「歌手」でもあります。
 オリジナルの活動の他、井上陽水とのユニット「井上陽水奥田民生」や矢野顕子らとのイベント「Beautiful Songs」など、いい仕事なさってます。ダウンタウン「ガキの使いやあらへんで! 恒例チキチキ!芸能人釣り大会」もそうだ(笑)。ミュージックステーションでタモリによく「相変わらず何もやってないの(^^)?」「相変わらずマイペースなの?」と愛ある冷やかしを受ける民生さんですが、案外世間が言うほど「休みっぱなし」ではない。事務所の大黒柱、のように見受けます。
 
※民生さんのパロディ精神研究(?)ページをこちらに。

おしゃれテレビ …ユニット名。「MIDI(会社名!)INC.」から1986年に出たアルバム『おしゃれテレビ』しか知らないけど、天下の坂本龍一EPOらも参加、当時の雑誌「FM fan」のレビューに、実験的若手ユニットとして掲載されていたと思う。確か。ジャンルはテクノだそうだけどあまり人工的に感じられないのは、ボーカルや坂本のピアノソロのせいか。なんとも言い難い歌詞の「遊び心」も印象深い。1999年にCDで再発されたらしい! 

  # 代表曲「踊るクエン酸回路」が出色。歌詞が…「舌平目のムニエル」などが分解吸収されて 
    細胞の呼吸の回路に至る道筋が組曲にされてて笑える。曲名が「加水分解のチャチャチャ」とかね。
    私は、この曲のおかげで「生物」のテスト助かりました( ^^; マジで)。

 このユニットの中心人物、「Yuji Nomi」とローマ字表記でしか書かれてなくて長い間誰だかわからなかった。でも2002年ジブリ映画「猫の恩返し」だったかの音楽担当で同じ名前を発見。かつての「若手」も今やすっかり中堅なんだなぁ〜とつくづく。

さねよしいさ子 …2000年前後、CMで声を聴くことが多くなった歌手。「あさりのパスタソース」とか「紙オムツ」とか「肌によい植物生まれの柔軟剤」とか「カンガエルお米CM」とか。「斜めドラムの洗濯機」もそうかな(違うかな)? 独特の歌い回しが、耳を惹きつける。アルバム『風や空のことまでも』が、詩情と歌心に溢れた逸品。ライブで豊かな声量にびっくり。
 2003年初夏、追記:NHK教育テレビ、お子さま向けクレイアニメのひとつ(タイトル失念)に、
声優としてクレジットされているのを発見。音楽担当は彼女の仕事で頻繁に見かける「栗コーダーカルテット」でした。

たま 異色バンド…バンド? グループ。'90年前後のテレビ番組「イカすバンド天国」いわゆる「イカ天」出身。5週勝ち抜き、2代目(だったか?)チャンピオン。'90年「さよなら人類」大ヒットで紅白にも出場。

 メンバー4人とも作詞作曲ボーカル楽器を担当。アコーディオン・ピアニカ・マンドリン・リコーダーから使い古しの鍋・クッキーの缶まで楽器に使っていた。余談、各種太鼓のうちフロアタムはYMO高橋ユキヒロ氏からの借り物(?)だそう。

 メンバーは石川浩司(Vo,Perc.)滝本晃司(Vo,B.)知久寿焼(ちくとしあき、Vo,G.)柳原幼一郎(Vo,Key,G.)。オリジナルアルバムをクラウンレコード、東芝EMIから数枚リリース、大規模な全国ツアーを展開。「ブーム」的な人気が治まった頃、規制にとらわれずに済むオリジナルレーベル「地球レコード」を立ち上げる。'90年代中ごろ柳原が脱退(04年現在「柳原陽一郎」名義でソロライブ活動中)、ソロ活動。残る3人は「たま」名義で(時にはソロで)それぞれに活動していたが、03年10月いっぱいで解散
 NHK「みんなのうた」に登場したこともある。10年以上(?)使われているテレビCM「コクヨのヨコク」サウンドロゴも彼らの作品。(2003年、歌い手が代わってた → 2004年、たまバージョン復活)。 

 ミュージシャンというより詩人と呼んだ方がふさわしい人たち。昭和の匂いを色濃く漂わせた(?)、少し怖くてもの寂しいアルバム『ひるね』は名盤(ただし詩が超シュール。「日常生活を歌った歌詞」が好きな方、いわゆる「詩」を読むのが苦手な方にはオススメしません)。


イメージ図:左から柳原・石川・滝本・知久…の各氏のつもり

 作品も見た目もとびっきり個性的だったので「イロモノ」と誤解されがちだけど、あなどるなかれの実力派音楽団体。音楽的にさまざまなルーツを持つ。メンバーが好きなミュージシャンは、例えばビートルズ、ジョニ・ミッチェル、矢野顕子、ボブ・ディラン、ライ・クーダー、友部正人…。それらや沖縄音楽、昭和歌謡、フォークソングなどをどんなに取り入れても結局は「たま」らしい音楽になってしまう、という確固たる個性が魅力。オードリー・ヘプバーンが亡くなった年にライブで披露した「ムーンリバー」日本語追悼意訳バージョン、あの名曲も見事に「たま」の世界に染められて感嘆したものです。ファッションで音楽をやっていない分、「本当に美しい音楽とは?」という辺りも真剣に追究。練りに練った濃厚なアンサンブルは、バンドというよりは「弦楽四重奏」のバランスに通じるものがある、という評論をどこかで目にした記憶がある(出典失念)。ライブはアドリブが効いていて、とても「豊か」で楽しかった。
 文学的素養も持っていて、稲垣足穂・萩原朔太郎から埴谷雄高まで(!)押さえている。詩人中原中也の作品に曲をつけるような遊びも。2004年現在では、椎名林檎に「割と近いモノ」を感じる…ちょい文学的影響あり、って意味で。
 他の追随を許さない人たち、彼らの
二番煎じはついぞ出てこなかった。「売れ線」ばかりでなくこういう個性も、もっとたくさん音楽市場に出てきてもいいと思う。


真心ブラザーズ …やはり'90年前後のデビュー。早稲田大学の音楽サークル出身。倉持陽一(後にYO-KING)、桜井秀俊の二人。2001年12月に惜しくも活動休止。その後 倉持はソロとして活動、桜井はチェンバロなどのプロデュースも手がけるんだとか?(以下の番組からの情報)。
 デビューアルバムこそ人を食ったような歌詞のフォーク調だったものの、どんどん骨太でストレートなロックのアルバムになっていった。ブラスがかっこよく入っていったりしてね。途中、倉持がYO-KINGを名乗って「エレファントラブ」だっけ? 別ユニット活動などもしてたかと。二人の作品としては「どか〜ん」「モルツのテーマ」「ENDLESS SUMMER NUDE」「拝啓、ジョン・レノン」などが印象的。カバー曲「自転車に乗って」もいいですね。その後ずいぶん聴いていなかったんだけど
NHKで2002年7月に放送されたラストライブの一曲「Relax〜Open〜Enjoy」(作詞・作曲 倉持陽一)何か感動しちゃいました。いい歌です。

 倉持がメインボーカル、桜井は歌ったり歌わなかったり&ギター。二人ともホンモノの音楽好きでそれぞれにカッコイイ曲を作っています。でも特に、倉持の歌力はすごいです。
 呼吸するかのように さりげなく歌っているのに、音程・リズムに揺るぎがない。本当の音楽のプロってそういうもんだ。「自分をどう見せたい」という邪心(?)とか「見せたくない」という鎧とか、そういった余計な自意識が一切ない感じが気持ちよい。「てらいのない」ってこういうことか。スコーンと突き抜けるような気持ちよいボーカル。ライブで1回聴いた倉持が叩いたドラムの音でさえ、(決して超絶技法でもなんでもないんだけど)耳をぐーっと惹きつける
がありました。

私が初めて聞いたのは確か「ニュースステーション」中の、1分間でその日のプロ野球のダイジェストを流すコーナーのBGMで使われた「どか〜ん」。フォークギターかき鳴らして当時には珍しくコミカルな曲。インパクトが強かった。…10年後で言うなら「ブリーフ&トランクス」のような、ちょっと異色な存在でした、当時は。※注 2000年以降は若いフォークデュオはヤマほどいるけど、1990年代にそんな人間味のある音楽はあまりなかった。'90年代、音楽番組見てたら機械的なダンス調ばっかりで かなり疲れたもん。近年は耳に心地よい音楽が随分増えてホッとしています。ほほほ。…ワシも年だの。

矢野顕子(やの・あきこ) … 言わずと知れた、アメリカ在住ミュージシャン。年に1回「来日」して行われる「さとがえるコンサート」が、とてもいいです(来日期間中にTBSテレビ系「ニュース23」中の「金曜深夜便」をチェックしてると、ピアノ弾き語りが見られることがあります)。
 10代からプロとしてお店でジャズピアノ(?)を弾いてたとか。YMOとワールドツアーを回ったり、'80年代には「春咲小紅」がヒットしたり(当時私はよさがわからなかった。もったいない)。型にはまっていない全く自由な、心地いい音楽を聴かせてくれます。
 難しいキーなのに手元を見ずに弾くピアノもすごいけど、もっといいのは温かくてやさしい歌。聴いていると肩の力がほぐれ、頬がゆるむハッピーな歌声。オリジナル曲はもとより、知らなかった「いい歌」を矢野アレンジでたくさん聞かせてくれるところも好き。ユニコーンの「すばらしい日々」も全然別の曲になり、それはそれで素晴らしいというスゴさ。プロや海外のミュージシャンに信奉者が多いのもうなずけます。
アルバム『the very best of 矢野顕子』必聴!!公式HPはこちら

UNICORN(ゆにこーん) … 広島で生まれた5人組のバンド。1987年デビュー。オリジナルメンバーは川西(西川)幸一(Drms.,Vo)、手島いさむ(G.,Vo)、EBI=堀内一史(B,Vo)、奥田民生Vo,G.)、みどり(すみません、クレジット表記、どうだったか忘れました)(Key.)。みどりが脱退後、笹路正徳(スピッツのプロデューサーした人)がサポートに入ったのち、阿部義晴(Key.)加入。アイドル(?)の頃は奥田民生が「メインボーカル」扱いだったが、次第に他のメンバーも作詞作曲ボーカルを担当するようになる。ドラムの川西脱退後、1993年解散。
 
ごく初期にはアイドルバンドっぽい売り出し方をしていたが、3枚目のアルバム『服部』以降、ユニークな歌詞と奇抜なアイディアが注目される。「おじいさんの顔写真のジャケット」「坂上二郎プロデュース」「絵本つきCD発売」「プレスリーの扮装」「TMネットワーク(当時)のパロディ」ほか、話題作りに事欠かなかった。ランキング1位をあえて狙わない?! 不思議なポジションをキープ…していたのにも関わらず、解散後もベスト盤・BOX等がコンスタントに発売されしかも売れているという、根強い人気を保っている。中古CD店にも、UNICORN ものって極端に少ないもんね(現役時代の売れ方の割には)。多分、一度良さを知った人は手放せなくなるような魅力があるんだと思う。
 一見「コミックバンド?」と誤解されそうな側面(CDジャケット帯のくり抜き、プレスリーの扮装、オフザケとスレスレの作品での遊び…)もあったけど、切れ味鋭く迫力あるドラムと「ダダダダダ…」とパンクなベースがサウンドに貫かれハードな音作り、今聞いてもかっこいい。

2003年10月15日追記:「あの」木更津を盛り上げている派手なバンド「氣志團」のプロデューサーは元 UNICORN の「アベちゃん」だったんですって?! 知らなかった、でも何となくなっとく〜。「氣志團」曲にね、いろんなヒット曲を彷彿とさせる「遊び」が垣間見え、「あれ? この遊び方は…?」って気になってたんだ〜。派手さにも納得。(参照:「日経エンターテイメント」2003年11月号 p.43)

ラグ・フェア(らぐ・ふぇあ) …アカペラグループ。

CDは持っていない。テレビで聞くのみ。でも好きだなぁ。理由は、数ある若手アカペラグループの中でも、低音部と最高音部のうまさがハンパでないから。'04年9月「さんまのまんま」出演時の「番組テーマ」のアカペラを聴いて、とても気に入る。パートごとに聞き分けてみた。ん〜、若いからかな、ちょっとふらつくパートもある。2004年で「結成3年目」らしい、そんな微妙な「まとめている最中」的なものも感じられなくもない。けど、そんな技術的なことよりも各人の個性と「歌うことを楽しんでいる」感じが、何よりも魅力的。いつまでも、カッコつけないで楽しさを伝えてほしい、と切に思う。

アカペラはベースが命。本当にベースの低さの声(で、かつ絶対音感を持つボーカリスト)というのはなかなかいないようで、「本来は他の高さの声なんですけど、ベース音も出ないことはないですからボクがベースをやります」って感じのアカペラグループが多いような。それでも「一応の体裁は整う」けど、「低くない」ことが弱点になる。ベースは、弱かったらパンチが出ないし、音程が危なっかしかったら全体に響く。
その重要なパートが、このグループの場合はとてもしっかり「低い」。しかも「低い」だけではない。ベースの人が深夜バラエティー番組で「ガッチャマン」の歌を一節歌っているのを聞いたけど、本歌の子門真人にも似て非常に声量があり、聞かせる歌唱力。これが、アカペラ全体の「安定感」につながっているのですね。

ラブ・サイケデリコ(らぶ・さいけでりこ) …青山学院大学の音楽サークルから出てきたユニットなんですって(サザンや矢野顕子も青山学院出身だとか? 音楽家をたくさん輩出してるんだね)。ホント言うと私は日本人なのに英語を多用する人とか何語か聞き取りにくい歌を歌う人って苦手なんだけど、この人たちは例外。サウンドがかっこいい。サウンドのビートルズくささや女性ボーカルの力強さが気になって。

 2002年1月にNHK地上波で流れたアメリカ横断ライブハウスツアーレポ番組。路上でメンバーの男女二人ともがギターを抱えて即興でボブ・ディランなんぞを歌っているサマが、とてもよかった。本当に音楽が好きなんだなっていうところが、見てて気持ちいい。
 ボーカルのおねえちゃん(アメリカに住んでたことがあるんだって)の飾り気のなさが、またよし。

 

海外 

QUINTETTO X(??) …イタリア。男性5人組ラテンジャズグループ? '95年アルバム『NOVO ESQUEMA DA BOSSA』発表。CD店ジャズ売り場デモ演奏につられて衝動買いしたけど、輸入版のうえ英語・ジャズ・ボサノバに疎いため、ライナーが判読できず。バンド名とアルバム名すら取り違えているいる可能性あり(^^;)。メンバー:Anton Giulio Galeandro(多分フルート。イタリア語だ〜、以下同様に推測)、Francesco De Giosa (アコースティック&エレキギター)、Piero Vincenti (アコースティック&電子ピアノ)、Marcello Oiarulli (エレキベースとコントラバス)、Fabio Accardi (batteria …って?? パーカッションだろうか…)。
 
英語部分をざっと読んだところ、セルジオ・メンデス(下記参照)のカバーから始め、ブラジル音楽の影響を受けたイタリアのラテンジャズ、らしいです。音もそんな感じ。

ゲスト(らしい)女性ボーカルが入っていたり情熱的だったりする辺りがセルジオ…と似ています。より現代的に洗練されているかな。Joyce and Edu Lobo や Mina and Ornella Vanoni から影響を受けた曲もある…って、その元ネタ自体がわかりませんがな(苦笑)。相当マニアックだけどカッコいい。大当たり。

ジプシー・キングス(Gipsykings) …フラメンコをポップス風にアレンジして、'80年代終わり頃、確かパリコレかなんかのBGMに使われウケたことがキッカケだったか何かで大ヒットをとばしたグループ。当時の「ワールドミュージック」ブームの火付け役。日本ではテレビCMに使われたのがきっかけでヒット、確か何度も来日公演を果たしている。確か途中で分裂・改名したり解散しかけた(?)り、何度か動きがあったように思う。確か兄弟やら叔父甥やらの親族を中心に結成されたとかだと思った。CDを2枚持っているものの、ろくに解説もない輸入盤だったりするので詳細不明。
 フラメンコの手法によるギターと手拍子、しゃがれた情熱的な男声ボーカルが独特。でも正確に言うと伝統的なフラメンコからはかなりかけ離れたスタイル。正統派フラメンコはあんなに明るくポップではないし、リズムも違うんだろうな…フラメンコの拍子の取り方って難しいんでしょ、それを8ビートにならしている? 正しくはわからないけど。テレビCMでフラメンコっぽいのに哀愁を帯びていない歌声が流れていたら、この人たちだと思ってまず間違いない。
 ベスト盤CDもいろいろ出ているけど、曲としては「ジョビ・ジョバ」「バンボレイオ」が入っているようなら多分とっつきやすい。2000年以降ではビールのCMの「ボラーレ」(カバー曲らしい)とかね。個人的にはフラメンコギターによるインスト「ジプシー・ロック」が好き。

セルジオ・メンデス(Sergio Mendes) …ブラジル音楽の人気キーボード奏者。その名を冠したグループで有名。その音楽は「ブラジル音楽をベースにしながらも(中略)ロックやソウルの要素を加え(中略)女性歌手も加わってポップ調を加味した」ものだそう(下記アルバム、ライナーノーツより)。最大のヒット曲、女性ボーカルの「マシュ・ケ・ナダ」(アルバム『セルジオ・メンデス&ブラジル'66』)は、きっと誰もがどこかで耳にしたことがあると思います。ビートルズ曲のカバーも、おもしろい。

ビートルズ(The Beatles) …英国の4人組バンド(1962〜1970)。活動年数たった8年ながら、「'60年代を代表する」どころか20世紀、世界中で一番有名だったミュージシャンなんじゃないすか? 世に広く知られすぎてるし、もう何も言うことはございません。高校時代に知ってから今に至るまで、変わらず一番好きなミュージシャン! であります。詳細データは東芝 EMI の公式ホームページをご覧ください。あれだけ才能と愛敬のある人が4人も集まって一つのバンドだったなんて奇跡としか言いようがない。1980年12月8日にジョン・レノンが、2001年11月にジョージ・ハリスンが死去。再結成の夢は叶わず。


左から時計回りにRingo Starr,John Lennon,Georuge Harrison,Paul McCartney。のつもり。
既に二人が故人、残る二人も還暦すぎとは〜。

私はヘビーで実験的と言われた『Rubber Soul』が好きだけど、

・ビートルズをあまり知らない人には2000年発売のベスト盤
 『The Beatles 1(one)』
ビートルズの代表曲をなんとなく知っている方には
 『The Beatles 1962〜1966』
 『The Beatles 1967〜1970』(いわゆる赤盤・青盤)

をオススメ。時期によって音楽のタイプが随分違うから、ベスト盤の中の気に入った曲の元のアルバムから入っていくと楽しめます(ハマリ方指南?!  ^^; )。


ポール・サイモン(Paul Simon) …アメリカ。'70年代前後に活躍した希代のフォークロックデュオ、Simon & Garfunkel の一人。その彼らが「トム&ジェリー」と名乗っていた頃のジェリーの方…って言ったら却ってわかりにくいか。ハーモニーがとんでもなく美しかった。S&G時代の「コンドルは飛んで行く」然り、解散後のソロ活動で南米や南アフリカの音楽をアメリカの商業音楽にいち早く取り入れた人。

一般的なオススメは、ベストアルバム『Negociation And Love Songs』。個人的には『Hearts & Bones』の非常に内面に向いた詞作と彼自身のギターが好き、かな。初めて自分で買った「レコード」(古っ)だけあって。

ポビー・マクファーレン(Bobby McFerrin) …アメリカ。'90年代初頭? アルバム『Simple Preasures』で確かグラミー賞か何かを獲得。それはともかく全くアカペラ・多重録音で往年の名曲をカバーしたこのアルバムは、ニコニコしながら楽しんでいる感じの音。ベース音もハイトーンも口笛も、パーカッションまで胸を叩く音で、全て一人で楽しげにやっています。その中のオリジナル曲「Don't Worry, Be Happy」は、曲名を知らない人も聴いたことがあるかもね。名前通りハッピーな曲です。

レディスミス・ブラック・マンバーゾ …南アフリカ。アカペラグループ。'86年、ポール・サイモンのアルバム『Graceland』で共演。あとテレビ番組「セサミストリート」で歌ってるのも聴いたことがある。90年代に確か来日公演もあったと思う。それぐらいしか知らないんだけど一度聴いたら忘れられない歌声です。「音楽とは魂を解放すること」という言葉をどこかで聴いたことがあるけど、まさにそれをしている人たち。音楽そのものにグッと入り込んで、歌の楽しさを教えてくれます。「イッヒ、イッヒ」「ィヨーッホ」などの独特の掛け声が、また楽し。

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