1962年生まれの石塚英彦と1964年生まれの恵 俊彰。
バラエティーにドラマにCMに、と大活躍。二人ともあまりにも有名。
しかし「二人揃って」よりも単独での活動の方が目につくような気が。
どういう「コンビ」なの?
時々二人そろって出ているCMは たいていコテコテで彼らの魅力がよくわからないし。
「どうぶつ奇想天外!」では二人とも出てたけど、ゲストあんまり映らなかったし「卒業」しちゃったし。
最近テレビでコントを見られることも少なく、確実に二人セットで見られる
レギュラー番組は「東京フレンドパーク2」のみ。
2003年現在、『ホンジャマカな日曜日』(テレビ朝日系列)で、
ようやく「ホンジャマカらしさ」をテレビでも少し見ることができるようになった…
…けど2003年夏で終了(;_;)
近年、石塚さんの「食担当(笑)タレント」としての需要が高まりすぎているため
依然単独出演が多く、昔を知らない私にとっては「ナゾのあるコンビ」だったのですが…
ビデオ『ホンジャマカ ライブ '98 信濃一号』で、初めてオリジナルの活動(コント)を見て、
ひとつ思った。
息がピッタリである!
ホンジャマカオリジナルの「ライブ」は元が劇団(?
大所帯)だっただけに
コントというより、どちらかというと とても笑わせ上手な二人芝居。
その間の取り方が絶妙。これは彼らの強み。他にはマネできない、このコンビ最大の「芸」だ、と思った。
とにかく信じられないくらい呼吸が合わせられている。
「フレンドパーク」のハイパーホッケー見てたらわかりますよね。スキがない。
二人とも どんなハプニングもアドリブの受け答えでどんどん膨らませて笑いにできる。ムダがない。
よく見ると石塚もいわゆる「ボケ」タイプ、と簡単には片づけられないところがある。
それぞれが「ボケ」であり「ツッコミ」でもある。難しいバランスを見事にとっている。
不思議なコンビ。独特の緊張感と笑い。
恵&石塚じゃないとできないことをやっている、ように見えました。
「そこそこ息の合っている」コンビはいっぱいいるんだけど、
あれほど絶妙の間合いがキッチリできてるコンビは最近なかなかいないような気がする。
ライブは作家が別にいるらしい。強迫的な男たちをテーマにしたストーリーは
正直私にはちょっと抵抗があった。
でもこのビデオを見る限り、笑いの見せ方は練り上げてあって、とてもおもしろく感じました。
それぞれで活躍しながらでもいいから あの見事に息の合ったライブは時々見せてほしいと思う今日このごろ。(2000年ごろ作成、その後 部分的に加筆修正)