しんげんニュ〜ス猫の部屋 > 「地域猫」という「方法」( 当ページ)


地域猫」とは…
飼い猫と野良猫の中間? 
特定の飼い主はいないけど、地域の有志が避妊・去勢手術のうえ
一代限りを共同で世話する猫とのおつきあいのしかた。
飼い主のいない猫を「迷惑だ」と感じる方が出ないように、野放しのノラ猫につきものの、
食べ残しの餌のゴミや次々生まれる子猫の問題を地域ぐるみで防ぐ考え方ってところ。
東京・世田谷区や山梨(?)では、地域猫に対する手術代補助(?)があるとかないとか。
ノラ猫対応・地域猫について考えている方は、「日本捨猫防止会」のサイトもご参照ください。
(知り合いの猫ボランティアさんが教えてくださいました)
 



<初めて
ノラ猫・捨て猫に出会った方へ>

 もし突然家の前にお腹を空かせた猫ちゃんが現われたら? または猫ちゃんたちが どんどん家族を増やし続けていたら? しかも猫を飼えない状況の時は? 猫のことを全く知らなかったらどうしていいかわからないですよね。そんな時の相談先の探し方です。子猫の保護のしかた、大人猫の手術、里親希望者などに関する情報が得られることがあります(具体的な対処法・病気のチェック・飼い猫が既にいる場合の注意など基本的な事項は市販の書籍に詳しく載っているので、そちらをご確認ください)

【03/09/24 追記】
 猫さんは一度餌をやった人を覚え、毎日その場所で餌を待ち続けるようになります。だからノラさんに餌をやる前に、まず自分がどこまで関われるか冷静に考えてみる必要があるように思います。考えたうえで「どうしても自分では飼うわけにはいかない」けど「里親探しまで関わってみよう」「地域猫として生涯を終えるまで見守っていこう」と思った方には、もしかしたらこのページの情報が ご参考になるかもしれません。

 私は個人的事情から「猫を家の中に入れることはしない」ことを前提とし、ノラさんと関わりました。そう決めてしまったことでツライ思いをすることもありましたけど…自分のできないことまで自分がしよう、と思うと却って続かなくなるので、これでよかったと思うことにしています。
 うちの隣に取り残された「ご近所猫」7匹に対しては「餌やり」「避妊・去勢手術」「環境作り」「里親探し」を、別のアパートの「アパート猫」10匹に対しては「避妊・去勢手術、病気治療」「餌やりのルール作り」だけと割り切って関わりました。そうしないと、理想を言えばやることはキリがないからです。


●「日本捨猫防止会」に相談してみる
 
私は相談したことがないので実際どのように相談に乗ってくれるのかわかりませんが、お世話になった方が教えてくれました。

●近所の「ノラ猫
相談のボランティア」
の方の力を借りる
 
まず近くの動物病院やペットショップに行ってみてください。その地域のノラ猫相談のボランティアの方を教えていただける場合があります。ベテランの知恵をお借りでき何かと心強いです。
 例えば手術で捕まえることひとつとっても、慣れないと難しいです。1回失敗すると警戒されてしまい2度と手術に連れて行けない…そうなる前に、慣れた方の力をお借りしましょう。
 ただ、里親探しのためにボランティアさんに「引き取ってもらう」ことは難しいです。どのボランティアさんのところにも毎日のように相談が寄せられています。それだけノラ猫の数は多く、引き取れるはずもない状況。何人にお話を聞いても「引き取りは断っている」とのことでした。もっともです。ある程度の協力はお願いできても、自分たちで避妊・去勢手術や里親探しなどをする覚悟が必要かもしれません。

●ご近所で餌をやっている人を見つけ、協力しあう
 
避妊・去勢手術や里親探しなどに一人で対処するのは大変。お金も結構かかるし。
 でも経験から「猫の数だけ、気にしている猫好きさんもいる!」。「それぞれ単独で猫とおつきあいしている」から顔を合わせないだけで、気になって餌をやっている人が他にいるかも。そのなかには猫を飼い慣れている方もいらっしゃるかも。もし協力しあえるような人と知り合えたら、一人ではどうしようもなかった複数の猫に対処する道も開けてきます。ただ、こんなことはあまり言いたくないけど、世の中にはどんな方がいるかわからないから…猫好きのフリをした「業者」の方もいるそうですから…見極めが必要ですけど。

 ウチの近所の場合は「100円ショップのホワイトボード」を伝言板として設置しました。猫がよく来る場所に猫ちゃんたちの名前と似顔絵、ノラ猫になってしまった経緯などを添えて毎日のようすを報告。そうするうちに通りがかりで気になさってた猫好きさん7,8人と交流することができました。「今日、見た?」「何時頃いたよ」などと日頃の様子をこまめに情報交換しているうちに、結果的に餌や手術代などをカンパしてもらえ、里親を見つけるキッカケにもなりました。
 みなさん猫が路頭に迷っているげな様子が気にはなっていたんですって。でも飼い主がいるのかどうかもわからないし、外猫の餌づけはその周辺の人たちに迷惑に感じられる場合もあるし。で、コソコソと様子を見るしかなかったんですって。そんな方々に「ここの猫たちには飼い主と住みかがないこと、今 餌と里親が必要なこと」などをいちばん近くで見ている私からお知らせしたことにより、みなさん「地域猫」的に安心して関わってくださいました。餌場を作ったことを大目に見てくださった「地主さん」&「関わらなかったけど苦情も言わずにいてくれたご近所さん」にも感謝、です。

 ウチのご近所猫の場合は、工事で猫にとって住みづらい環境になってしまったこともあり猫たちが離れてしまい、残念ながら「地域猫」として生涯面倒を見ることはできませんでした。でも手術でき、あるいは里親に引き取ってもらうこともでき、とりあえず「増えつづけるノラ猫」と疎まれ飢えたままでいる状況だけは脱することができました。これはすべて上記のような「猫好きさん」のおかげです。一人では難しいことも、大勢で対処していけば状況は変わっていきます。あなたが心配しているノラ猫たちへの心配が、少しでも減ることを願っています。

2002年3月27日 修正

【05/07/05 追記】
手術をした後「地域猫」として世話ができる期間は、そう長くはないようです。大量のエサを撒いて「ヨソのエサ場の猫まで呼んで」しまわない限り、手術をした後は数年で全員旅に出ていなくなってしまうケースが多い模様。やっぱり10数年(以上)生きながらえる家猫とは違って過酷な環境なのだな…と実感。「自分の意志でその場を離れる」子も、中にはいますが。
ノラ猫との関わり方には「正解」がないので、今でも「あれでよかったのか…」と自問自答する日々。一時期、熱心に猫の世話にはまっていましたが、正直なところ、自分の家の周りの猫がいなくなって以来、ヨソの猫のことにまでは気持ちが続きませんでした。ヨソのこととなると人間関係も絡んで、なお難しいし…。

おしまい。


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