<序章>
この日の東京の天気予報は「午前中は雨が残る。午後は晴れ気温が上がるが夕方ぐっと冷える」。
何を着ていけばいいのやら、ホントにわからない秋の休日。お花でも持っていきたい心境だったんだけど、この後ずっと「渋谷のサイン会〜Jスポーツ」とご予定あることがわかっている。ご迷惑だろうと、本だけ持って出かけました。
開始時刻ごろには、汗ばむほどの小春日和。所用があって私が吉祥寺に着いたのは13:10。最初に何かご挨拶があっただろうな…と思ったけど、例の如く逃してしまいました。
パルコの玄関前には二重の行列が。恵さんの座っている机を取り巻く内側の輪はサインをもらう人の列。サイン会初めてのしんげんは「若い子ばっかりだったらどうしよう?」(^^;)と思っていましたが、まさに「老若男女」、ホントにさまざまな世代の方が。待っている人々の会話、「フレンドパークで…」「ブランチが…」って盛り上がってました。その外側が、携帯で写真を撮りまくっている若い人たちの見物の列。「最後尾」は玄関に早くも飾られた大きなクリスマスツリーの向こう側。見えそうで見えない恵さん。
列に並んで待っている間、後ろにいらした見ず知らずのミント色のセーターを着たおかあさんに話しかけられました。娘さんが私くらいの歳の頃なんだそう。「旅は道連れ」(?)、待ち時間に「サインもらっちゃったら、ますますファンになりそうね(^^)」なんてポツポツとお話。「はなまる」をご覧になって問い合わせされていらしたんですって。私の知らない10年前のホンジャマカもご存知で、もしかしたらにわかファンの私よりお詳しいかも?! サイン会の流儀(?)が何もわかってなかった私は、ただひたすらサインだけいただくもんだと思っててカメラすら持ってきていなかったのですが、そのミント色の御方が「写真を撮ってあげる」って言ってくださり、思わぬ幸運に、【感激その1】。
時々恵さんの「おーっ!」というお声が。何やら盛り上がっているようです。なんだかんだのうちにじわじわと行列が進み、のけぞったり笑ったりしながら丁寧に対応なさっている恵さんが見えてきました。
このときのしんげんのアタマの中は…「しんげんです、と名乗って、果たしておわかりだろうか?(お忘れにきまってるよ〜!)」「もし万が一つに覚えていらしても…『応援してます』?『見逃し多くてすみません』?『失礼ばかり書いてごめんなさい』? いや…?!」 …整理がつかないまま(^^;)。
サイン会の手順。名前を記入した整理券と本『ディアフレーズ』を、前の人がサインをもらっている間に恵さんの脇に立つスタッフの女性に渡す。そして自分の番になったらその整理券を見て恵さんがサインにこちらの名前を入れてくださるんですね。裏面の記入欄に気づかなかったので、急遽、並んでる最中に記入。「コメント」欄もあったのに、ろくなことが書けませんでした。「機会があればお伝えしたいメッセージ」なんてヤマほどあったはずなのに…(^^;)。
<感激のご対面!>
だんだん列が恵さんの正面に進んできました。お子さん連れの方がいたら必ず笑顔でお子さんにも話しかけて握手される恵さん、もう目の前です。今日のお召し物は皮革風の黒いスタンドカラーのハーフコートにざっくりした素材の焦げ茶マフラーを首に短くオシャレにあしらわれて。机の脇には「ボルビック」のミニペットボトル。会話をなさりながら、写真にも快く応じられながら、油性ペンでサラサラサインを書いておいでです…そうこうするうち、順番が回ってきた! あわてて名乗りました。
「はじめまして、しんげんです!」(ナムサンっ!)←以下しんげん「心の声」(笑)
「おおっ、しんげんさん?!」みたいにおっしゃって、握手!【感激その2】
(え、覚えてくださっている?!) 温かくて柔らかい握手、でした。
このサイトは私だけが作っているのではなく多くの方が書き込んでくださる情報で成り立っているものですから、
「サイト(に書き込んでくださるみなさん)を代表して来ました」とご挨拶、
「覚えててくださって感激です!!!」って思わず言ったら
「『しんげんニュ〜ス』、いつもチェックしてますよ!」って!! 【特大感激!!!】
…そのひとことで舞い上がっちゃって何も考えられなくなっちゃったんだけど、よく考えたら私が先に言わなきゃいけないセリフだよなぁ「VVV6、見ましたよ」とかって(^^;)。
「えっ、ホントですか?!」思わず叫んじゃいましたよ。予想しなかった展開!
…舞い上がりすぎて他はよく覚えてないんですけど(笑)、その時の恵さんの目だけはとても印象に残っています。まっすぐ目をご覧になって話されます。目の中に恵さんのまなざしが飛び込んでくる感じ。テレビから受けるのとはまた全然別の、強い「気」? のようなものを感じました。【感激その3】
昔、仕事で幾度か芸能人のインタビューに同行したことがあるのですが、やはりテレビに出られるような方は…落ち着いた芸風(?)の方でさえ…強い目ぢから・華やかなオーラを持っておられます。もちろん恵さんもそう!
さらに、動転して
「(見てくださっているん)だったら、もっと良いことたくさん書いておくんでした…」 違う違う!
「チェックが半端なうえ番組に毒吐いたり(?)しててごめんなさい」って言いたかったんです。なのに…何言ってるんだ、私。よもやそんなに見てくださってるとは思ってもみなかったので、「穴があったら入りたい」心境でもありました。
それでも恵さん、
「いやいや、あれで十分すぎるくらいです(^^)。もう、ホントにありがたくてありがたくて…」【感激その4】
…とおっしゃりながら本の見返しいっぱいに サラサラと、本名とハンドルネームと、そして メッセージを書いてくださっています 【感激その5】。 もう、うれしくてうれしくて(^^)しばし黙って どんどん埋まっていく紙面を見つめてしまいました。 サイトを始めてちょうど3年ぐらいになるのですが、 恵さんのサインを拝見するのは、これが初めて!
許可いただくの忘れちゃったけど…是非サイトに 飾らせていただきたく…いいですよね? →
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舞い上がりすぎて前後をハッキリと覚えていないんですけど、書いてくださる前だったか
「あと、あれ…」って1年前「弟の先輩がTBS関連会社で恵さんとお仕事したいきさつ」まで二言三言(弟が先輩に「姉が恵さんのファンサイトを作っている」と話したらしく。そしたら、その先輩が、たまたま恵さんにお目にかかったときに、恵さんに「後輩の姉がサイトを作っている」とお伝えくださったそうなんです。そんな一瞬の会話内容を、さっと思い出して口にしてくださったのです!)。恵さんのそのご記憶力のよさに改めてビックリ! の一幕【感激その6】。
逆に私は「サイトに行きすぎがないか問題があったらおっしゃってください」とか「どの番組のどこが好きです!」とか「ライブのご予定は?」とか「変なアイコン作ってごめんなさい(^^;)」とか肝心の本の感想とか、とにかく日頃思っていたことが全然言葉に出てこない始末。お粗末様でした。まぁサイトに書かせていただいているので、それらに代えさせていただきますということで…(こらこら、横着もん!)←違うんです、本当にアガってしまって、アタマの中、真っ白だったんです。だって、予想外の展開だったんですもん。
<さて写真撮影>
ここまで、多分2,3分もないくらいじゃないでしょうか。ほんの短い時間のこと。サインが終われば行列は流れる。そう長々お話できる状況じゃございません。後ろのミント色の御方が「写真を」と言ってくださるやすかさず、恵さん、また握手してくださりツーショット写真!【感激その7】
「ありがとうございました! 今後ともよろしくお願いします!」
お〜い私、文脈オカシイぞ!(^^;) でも思わず口をついて出た言葉。恵さんからは番組を通して、いつも「元気」や「楽しさ」をいただいているので、今後も笑顔を分けてください…そんな気持ちからでした。
「いや、こちらこそ! 本当にありがとう」だったか、とてもとても誠実な、お気持ちが伝わる言葉を返してくださり【感激その8】、私の番は終わったのでした。
でも次のミント色のおかあさんのツーショット写真もお撮りするお約束をしてましたから、その場に残ってサインが終わるのを待っていました。で、初めて触ったカメラ(使い方聞き忘れ!)で1枚。大きく手ブレの感もあり、念のためもう1枚(お時間食ってごめんなさい、関係者のみなさま)。撮れてなかったらどうしよう…ごめんなさい!! 面と向かってお話ししていたときは舞い上がりすぎてて「テレビで見てる恵さん…じゃない方となんかすごいマジな対面をしている」ような感じがしたんだけど、ファインダー越しに見た恵さんはいつもの、テレビと同じ笑顔でした。
ミント色のおかあさんの順番も無事終わり、二人で退場。その時、恵さんはもう一度、私にもお礼を言ってくださいました【感激その9】。文章に起こすとエライ長いですが、ここまででせいぜい5分にも満たないぐらいのことじゃなかったかと。
<終章>
一旦、ミント色のおかあさんと住所交換できる場所(何せ今日初めて偶然お会いした方ですから)を探しに店内に入っていきました。交換後「サイン会、もう終わる頃かも」「折角の機会だからもう少しお姿拝見…」と、もう一度玄関に。「外側の輪」で2mくらい先の恵さんを見ておりました。私はカメラを持っている人の邪魔にならぬようガラス扉の際で、おかあさんは写真を撮るため正面で。
一人ひとり本当に丁寧に接してくださりほぼおしまい、「時間も迫ってきましたのでこの辺でサイン会終了…」とのアナウンス。マイクを使った恵さんの「ありがとうございました。『ディアフレーズ』、(まだの方)是非買ってください(^^)」などのご挨拶、会場の拍手をもって吉祥寺のサイン会は和やかに終了…ひとり間に合わなかった女の子が駆け込んで来たんだけど、快く写真に応じてらっしゃいました。
おかあさんは、サインを頂くとき紅葉をアレンジした手作りのハガキをプレゼント。それもあって恵さんは正面のおかあさんにもう一度お礼を言われて【感激その10】から立ち去られました。もう一度、落ち着いてお声をかけるチャンスかしら?! (この時点で肝心の「応援の言葉」、ひとつもお伝えできていなかったんです ^^; )な〜んて思ったけど、残念、チビのわたくしはスタッフの陰に隠れてしまい、その向こうを恵さんは通って、行ってしまわれました。「ボルビックのペットボトルを持ちスタッフの方にガードされ店の奥に姿を消された恵さんの後ろ姿」を拝んでから、私は会場を後にしたのでした。
机のクロスで見えなかった、ファッションチェックその2.ズボンはカジュアルなダークグレイッシュトーンの8番くらい…つまりくすんだ濃いカーキのような色(確か)、靴は白いステッチの入った黒のローファーのようでした。
何せ舞い上がっててアタマの中は真っ白だったので、言葉等が若干違うところもありましょうが、だいたいこんな感じだったのでした。