しんげんニュ〜スオババカ観察記あそび、いろいろ



あそび、いろいろ

4か月ぶりに会ったぼっちゃんは、すっかり「幼児」になっていました
行動も複雑化、画力が追いつかないので(^^;)ここからは文章でご紹介


遊びの天才?! 
 歩行も安定し(あまりバランスを崩して転ぶこともなくなり)好奇心も旺盛なお年頃。目についた物なんでも、オモチャにします。真剣に活動します。「遊びをせんとや生まれけん」。部屋ごとに決まっている、遊びの数々に熱中。
 おもしろいのは、絶えず何か「遊びのネタ」を探していること、ひとつの遊びを充分堪能したら「ポイ」と捨てて次の遊びに移ること。執着も未練も(まだ)ないから「いまそのとき」の欲求にとても正直。つまらないことに引っかかって悩みやすい大人としては見習いたい切り替えの早さ(笑)、です。

【実家1階・居間】
 たくさん大人がいる、ここがおもな遊び場所。ここで自分のしたいことに合わせて「担当者」に声を掛ける(笑、遊び毎に決まった人を指名するのです、ぼっちゃんは)。

かくれんぼ、追いかけっこ:じいちゃんを見つけると必ず四つん這いになり振り返って(追っかけてきてよ)と誘う。じいちゃんが「こら待て、こら待て〜」と這って追っかけると、「きゃーきゃー」はしゃいで這って逃げる。

ピアノ弾き:1日に1回は弾きたがる。大人のヒザに乗って。もっと小さい頃はゲンコツでムチャクチャ叩くだけだったけど、今は両手人差し指でそっと「三度の和音」を(偶然)鳴らしたりする。少し弾いたら「ニ〜ッ」と笑って満足。

ミニカー遊び:じいちゃんが次々買い与えすぎるので、妹が困っていた(笑)。働く自動車、特に消防車が好き。今回作って持っていったフェルト製の人形をダンプカーの荷台に積んで見せたら、妙にウケて何度も「(またやって)」とせがまれた。

乗り物パズル:頂き物。おかあさんの方針(「なくしそう」)でビニールの封を開けていない。絵として楽しんでいる。「四輪駆動車には家族とワンちゃん」などが乗っている、かわいいイラスト調。農業用トラクターには山盛りのジャガイモが積んである。
 このパズルでの ぼっちゃん特有の「作法」=ぼうやが指さした物の名前を大人が言ってあげる、または「消防車はどれ?」と聞かれてぼうやが指さして答える。…というのがこれまでの遊び方だったんだけどさらに一つ加わった。トラクターのジャガイモをつまんで、大人に食べさせてくれる動作をするのだ。やさしいなぁ(笑)。

「い〜ろ〜い〜ろ〜」(お絵かき):夜に「(ピアノを弾きたい!)」とゴネて困ったときなどに「ひんちゃん、『い〜ろ〜い〜ろ〜』しようか?」と声を掛けると、ピアノのことをケロッと忘れてクレヨンを持ってくる。自分でも少し線を描いてみるけど、もっぱら大人に食べ物・自動車の絵を描いてもらうのが大好き。真剣な顔をして「目玉焼き」が描き上がるのをじっと見つめ、それとわかった時点で「お〜〜っ!(^^)」と指さし歓声を上げる。
 今回、おみやげに「ブロッククレヨン」を持っていった。スティックでないから折れないし、食品並みの安全基準で作られた外国製。でも積み木のようなオモチャだと思ったらしく、むしろボールペンで線を描きたがる。

お料理ごっこ:庭で拾ってきたキンカンの実を左手で押さえ、包丁に見立てたボールペンで一所懸命、切るまねを。

段ボールのお家:じいちゃんが作ってくれた! ちょうど立って入れるサイズの手作り。ドアに取っ手、小窓までついてる。喜んで入り「あれ〜、ひんちゃんどこかな〜。あ、オメメが見えた!」と言うと、小窓から目だけをのぞかせる。おかあさんが「ミッフィー」のチラシを貼ってくれたので、ますます嬉しそう。

【実家1階・食卓】
 ペン立て・携帯&電話子機・リモコン・割れる食器などなど、ぼうやに触って欲しくない(しかしぼうやは触りたくてたまらない)アレコレがいっぱい!

お料理(?)ごっこ・その2
 (1)大人の椅子によじのぼる!
  
(達成感があるのか、すごく楽しそうだ) 
 (2)ニンジン柄のマグカップとスプーンを要求する 
 (3)手を合わせて(いただきます)のポーズをする 
 (4)カップの中でスプーンを一所懸命「カチャカチャ」と
    混ぜ合わせるマネをする 
 (5)カップから飲むマネをする 
 (6)手を合わせて(ごちそうさま) 
 (7)椅子から降りる。 …ここまでで1セット。これを3,4回は繰り返す!
   (エネルギーのカタマリだね!)

食事の最中に…:前半はやっぱり、食事だけに1点集中。わき目もふらずにモリモリ(胃炎の私より多い量! を)食べる。腹7分目くらいになるとゴキゲンになり、気持ちが外界に向く。キョロキョロしたり遊んだり、外の小鳥の声や飛行機の音に「あ!」と反応し外を指さしながら食べたり。


【実家1階・和室】
 床の間と障子が、なぜかとても好きです

おまいりごっこ
 (1)床の間の神棚の横に座る(大人の横においで、と言っても
    絶対来ない。段差に腰掛けるのが好き) 
 (2)「一緒にパンパン(柏手)しようね」というと手を1回だけ合わせ、
    大人のマネをしてお辞儀する
 …1サイクル済んでもその場を離れず、足をタンタン踏みならして(もう1回(^^ )と催促する

掃き出し窓
 (1)障子を開ける 
 (2)鍵を回してサッシも開ける 
 (3)網戸も開けるようとする(で、身を乗り出そうとするので
    網戸は大人が押さえて開けない!) 
 (4)網戸越しに左右に首を向け、お隣の家を観察し
    「あ!」「あ!」と何かに反応する 
 (5)全部閉めて(1)からやり直す。
 …絶えず大人が後ろについて支え安全に気を払う。でもちょっとしたスキに思わぬ動きをし、自分の閉めた窓で指を詰めることもあり。大泣きして終了、お母さんに抱っこしてもらう。痛かったねえ。でも懲りずに日に何回かはこの遊びを繰り返す。

【実家2階・じいちゃんの部屋】
 別名・タバコ部屋。部屋はケムたく、絶えず換気扇替わりの扇風機が回り、危険がいっぱい。それでも今回はこの部屋が大のお気に入り。他の部屋に誘っても見向きもしない。
 もう寝る時間だというのに(2階に行きたい〜)と泣きそうになり、おかあさんを困らせる。その訴えにほだされてオバが連れてってあげる(^^;)。


 階段を上るときは、歓喜の声をあげながらスルスルと、軽々這っていく。脇を支えるオバ(^^;)

携帯ラジオ:じいちゃんがイヤホンで音を聞かせてくれた。メカ大好きなぼっちゃん、しかも音が出てくるのがとても不思議。真剣に聞いている。ひとしきりきいたあと、じいちゃんや私の耳にイヤホンを。これは「聞かせるフリ」ではなく、ちゃんと音の出る面を耳側に持ちかえて、耳に当ててくれる。教えもしないのに、いろいろわかっているのね〜(オババカ)。細やかな子だ、と思った。
 笑ったのが、本棚に飾ってあった、大きな魔よけコケシの耳にまでイヤホンを当てていたこと。ちゃんと聞こえる向きにして。オオマジなところがかえってカワイイ(笑)。




洗濯バサミ:ベランダがあるので、常にこの部屋に置いてある。布団バサミを「クルマ」に、普通の洗濯バサミを「人」に見立ててゴッコ遊びを見せたら、大のお気に入りに。自分で「人」をトコトコ歩かせた後、(お話をやって)と差し出してくる。「おとうさんと、おかあさんと、ひんちゃん。お家に帰って、寝ましょう。グーグーグー(と洗濯バサミを横倒しにする)。」が特に好き。実際の自分の家族を思い浮かべるらしく、とてもうれしそうにする。この4か月で想像力がものすごく発達したなぁ! という実感

扇風機:ぼっちゃんが部屋に来ると、じいちゃんは慌ててタバコを消す。扇風機が回っているので、付き人のアタクシが慌てて止め、コンセントも抜く。ここではスイッチボタンを押しまくるのが「おもなおしごと」。あぶない、あぶない! しまいには自分の背丈と同じくらいの扇風機の首を手動で回しだす。大きい物を自分で動かしていることに充実感があるらしく、ニッコリ。

古いアルバム:本棚の開き戸にしまってある。出して見せてもらい、写っている人々を次々指さし、聞き慣れた名前に安心(?)する。「それは、おじいちゃんとおばあちゃんの結婚式だね〜」わかりゃしないだろうけど。自分みたいな幼児が行水している写真を指さし(あ、もしかしてぼく?)と首をひねる。「違うのよ〜、それはオジチャンよ」これもわかるまい(^^;)。でも納得したようにページをめくるのが、おかしい。アルバムを見せてもらうのも「おしごと」の一つに。

掃き出し窓:ここでも開け閉めの挙げ句、1回指を詰めた(;_;)。大泣き→抱っこ→おかあさん(しんげん妹)のいる階下を指さし訴える…ので、階段を下りる。

【お庭】
 特に決まった遊びはないのだけど、外に出たいとなったら必ずお気に入りの靴を履かせて外に出さないと、他のことではゴマカシがきかない。
 お庭に出たら、アリさんなど動くものを真剣に観察している。ヨコバイ? みたいな黄緑色の虫が、大人がつついたら羽ばたいたのが気に入る。翌日庭に出たときも、昨日その虫がいたところを指さして(あの遊びやって…あれ、いない?)と不思議そうにしていた。

【お散歩】
 毎日おかあさんと外遊びに出かける習慣。お外、大好き。実家ではおじいちゃん、おばあちゃん、バカオバがついていく(^^;)。

消防署:真っ赤な消防車が大好き。近くの消防署まで見に行った。署員の方々が車の点検中。そのうちの一人が「ぼうや、乗るかい?(^^)」とドアを開けて誘ってくれた! でも人見知りして後ずさるぼっちゃん(笑、オジサンは苦手なんだって)。折角の機会を逃す。

ショベルカー:これも大好き。幸いアチコチで工事中。散歩に行くたび足を止め、(じ〜〜〜っ)と飽かず眺める。10分でも20分でもOKみたい。よほど好きなのね。

広い公園に:桜吹雪の公園にも行った。自分ちの近くの公園にもある、バネじかけのウサちゃん(?)に(乗る)と言った(正確には指さして訴えた)ものの、少し高さがあってこわがる。
 木を組んで作られ、滑り台やらハシゴやらがいくつも組み合わさった大きな遊具。うれしそうに板の坂道を上り、ぼっちゃんの運動神経ではまだ難しすぎるところまで(行く!)という。「ほら、ひんちゃん、こっちよ〜」おかあさんが一番低い滑り台まで誘導、素直に目標を変更するぼっちゃん。

:おとうさんの実家で猫を飼っているから、割と見慣れているらしい。公園で人なつっこい猫がいた。バカオバ思わず「猫使い」になり、おいでおいで〜、ってなでる。猫さん、頭を地面につけるほど喜んでくれた。それをジッと見ていたぼっちゃんに「なでなでしてごらん」っておかあさんが言ったら、人差し指でそっと「なでなで」? してました(笑)。動物にも興味津々。

 猫っていうのは大概、突然大きな音を立てて寄ってきたりびっくりするような勢いで触ってくる(行動の制御が難しい)小さいお子さんを嫌って逃げることが多いのだけど、ぼっちゃんは「慎重派」なので驚かせることもなく。(私にとって ^^; )実にシヤワセなひとときだったのでした。


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 …こうしてぼっちゃんと何日か遊んでみて、赤ちゃんの時よりさらに「個性」が出てきたと思いました。
 好みとしては、物事をじ〜っと観察するのが好き。こんなに小さいのに乗り物とメカ(ビデオデッキやらコンポやらのスイッチ)が大好き。
 そして何よりも「落ち着いて」「慎重で」「細やかな」面がハッキリしてきたような…おとうさん似? おかあさん似?! これからまだまだいろいろ変わっていきながら大きくなるのでしょうけど、その成長がオバは楽しみです(^^ )。

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しんげんニュ〜スオババカ観察記あそび、いろいろ