しんげんニュ〜スオババカ観察記コミュニケーション



コミュニケーションの発達

 男の子にはよくあることだけど、ぼっちゃんも言葉に関しては奥ゆかしい。
(何も話さなかったのに3歳半ぐらいで突然「文章を」しゃべるような子もいるんだって。個人差の大きいジャンル、気にするこたぁない)
 自分から言葉を発しないだけで、大人の言うことはすごくよく伝わっているし、物の名前をとても正確に理解していて、取り違えることはない。乳幼児の発達の本には「この年頃には似たものの取り違えも起こる」ようなことが書いてあったから、「発音」の分野よりも「記憶」方面(?)の方が先に発達しているのでしょう、きっと。
 自分の意志…オレの主張(笑)…もボディーランゲージや表情、すべての手段でハッキリ表示。「コミュニケーションって言葉だけじゃないんだな〜」とつくづく実感!



お散歩の広い公園にて:電車の見えるところで通過を待っていたときのこと。本数の少ない路線だから待ち時間が長くなることを知っている母親とオバは「ひんちゃん、そろそろおうちに帰ろ?」と言ってみたが…(いや)と座り込み、ガンとして動かない。電車が好き、どうしても見たいらしい。
 しかし帰りたくないのに機嫌が悪くなりだした。何かなぁ? と困惑してたら(脱がせて)と言わんばかりに靴を指さす。1歳8か月「オレの主張」。靴を脱いだら(靴下も)。汗ばむほどの陽気、長袖長ズボンで来ちゃったから、暑かったんだね。悪い、悪い。ズボンも袖もまくりあげると、やっとニッコリ(^^)ご満足。足元のアリさんを目で追って遊びだした。
 電車の音が聞こえてくると「あ!(来た来た!)と素早く反応、指さして大人に報告(^^)。


「ば! ば! ば!」「でゅ、ぢゅ:歩きながらブツブツと、喃語(なんご)をしゃべったりはする。食後などご機嫌なときは高い声で何やら鼻歌を歌っていたりしている。かわいい! 思わず妹のビデオで撮影!(オババカ)。

 「ば、ば、ば…」と言いながらコチラに来たので、彼のマネをしながら「ば、ば、ば、バイク!」とスクーターのミニカーを差し出した。彼の中ではこれは「バイク」として覚えている。そしたら…「バ? …バ!とうれしそうに叫んだ。
 どうやら「自分の口にしている音」と「物の名」とが、初めて結びついた瞬間だったらしい。しばらく「バ!」を繰り返しては、確認するようにこちらを向いて、うれしそうにニッコリ。妹によるとこんな様子を見せるのは初めてだとか。ぼっちゃんの場合は「自分の発音する音」と「既に覚えているたくさんの言葉」が、これからつながるところなんだなぁ。




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