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コミュニケション




…っと言って、真剣な顔をしてミニカーを掲げる。
4か月ぶりに再会したオバには流儀がわからない。

「いもうと〜、これは何を訴えてるのぉ?」
「車種を答えてあげて〜」
車種! 「パトカー!」「マーチ!」「救急車!」「清掃車!」…と坊やの知っている名前で答えると「に〜〜っ」と満足げに笑う。
おぅ、おまいさん「マーチ」までわかるのか。賢くなったのぅ(オババカ)。

うっかり「じどうしゃ!」なんて違う(坊やの知らない)名前を言っちゃうと
「(いや〜〜ん、ちがう〜〜〜〜)」と顔をしかめる(笑)。

坊やはまだ言葉を使えないお年頃。
これが一種の「会話」なのですね。

                 

4か月会わない間に、坊やは歩けるようになってました。梅雨時には這ってもいなかったのにさ。その這えもしない、4か月前の生後10か月頃がいちばん大変な時期だったみたい。
歩く動作をしたがり、好奇心もどんどん発達しているのに、身体の発達が追いついていないから立って自分で移動することができない=イライラ。1か所で座って遊ぶのに飽きても、自分ではヨソにいけませんからね。
いちいち大人を呼ばなきゃいけなかった。遊び道具も大人から与えられるしかなく、自分で取りに行きたくても行けない。
というわけで、基本的にあまり激しく泣いたりはしない赤ちゃんだったんだけど、この時期に限り もどかしさで「きぃ〜っ!」って少々イラ立つ場面がありました。つきあう大人もだっこや場所移動や何やら、体力作業を常に要求されて結構大変。

それが自分で歩くようになってからは、気の向くままに自分で気分転換ができるようになり、坊ちゃん、すこぶるご機嫌! 自分で次々に「おしごと」を見つけて忙しく「てとてと」歩いてます
ずっと見てると、ミカンの袋から1個ずつ大人に配って歩いたり指でミカンに穴を開けちゃったり(笑)、台所のナベの戸棚を開け自分の身体ほどもある大鍋をいくつも居間に運び散らかしたり(笑)、ミニカーを手に持ったまま階段を登ろうとしてみたり(階段とコンクリの土間は"危険地帯")。
台所の包丁入れに興味を示してヒヤッとさせられたりするんだけど、
「ほれ、ひんちゃ〜ん、おじいちゃんにミカン持ってって〜」って気を逸らすと簡単にその場から移動します。
(素直に言うことを聞いてくれる今が一番楽かも?!)

あとは…絵本を持ってきて「読んで」とばかりに差し出します。ただ読んでもらうだけじゃない。たくさんの動物が集まっている絵本、動物を次々指さして大人にその名前を言ってもらうのが好き。中でも「親子亀」の絵のところが。下の亀さんを指したとき「お母さん亀よ」って言うと、サッと自分のお母さんを指さす。無言だけど(あれもお母さん!)と表現している模様。あれもお母さん、こっちもお母さん、頭の中で連想できることが、楽しいらしい。
そしてその場にいる他の人…「おじいちゃん」「おばあちゃん」「しんちゃん(オバ)」などを一通り指さし名前を言わせて、1セット終了、大満足(^^)。これで終わらず、また最初のページをめくって2セット目開始、この繰り返し…(笑)。

「受け身から能動へ」遊びを自分でコントロールしたがってる感じ。

よくわからないんだけど、ものすごいスピードでいろんな回路が発達している模様、よくわかりたいと思う今日この頃。

 


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